カンボジア進出を考えるヒント ⑤パテントとライセンス

カンボジアで外国人がビジネスを行う場合、下記の手順が必要になります。
①商務省への登記申請(個人事業主・株式会社問わず)
②税務総局への登録申請(納税番号/事業登録税=Patent Tax)
③業種によって関係省庁へのライセンス申請

税務総局への登録申請後より、毎月の納税申告義務が発生致します。
また、ライセンス取得申請時に商務省への登記証明書、税務総局で発行されたパテント証の提示を求められることもあります。

パテント (Patent)

カンボジアではPatent Taxという制度があります。
事業登録税というようなイメージで、会社設立時点と毎年に納付・申請が必要となります。毎年の更新は、3月末日までに行うこととされています。

業種毎にパテント税は発生し、その番号(TIN)に基づいての毎月の納税申告が必要になります。

ライセンス (Licence)

(例)レストランライセンス取得に必要な書類
・観光省指定の申請書
・観光省指定のローケーションフォーム(区役所の証明印&警察の証明印)
・店舗責任者情報(氏名・性別・国籍・生年月日・カンボジア国内の住所)
・レストラン情報(店舗名・住所・電話・FAX番号・E-Mail・WebSite・座席数・スタッフ数)
・賃貸契約書(地域区役所の認め印が入っているもの)
・店舗責任者のIDカードコピーまたはパスポートコピー
・店舗責任者の顔写真(4cmx6cm)3枚
・商務省発行法人登記証コピー(個人事業主/株式会社)
・内務省防災課発行消防証明書(消火器の写真での代用は認められなくなりました)
・保健省発行衛生許可証
ライセンスの申請から発行まで3〜5週間、費用はレストランの規模により、$800〜$1500ほどかかります。

2016年度より、ライセンス申請/更新に必要な書類が追加されているケースが多く、更新時には最新情報の確認が必要です。
例)レストランライセンス更新時=パテント証が追加で必要